シーリングについて
今回から、数回に分けてシーリング材について書いていきたいと思います。
シーリング材(剤)は、シーラント・シーラー・シール・コーキングとも言われており、
水密性や気密性を得るために目地や隙間などを充填材で塞ぐことを言います。
ガラスの固定などで用いているゴム状のものもシーリング材ですが、ここでは、合成樹脂等のペースト状のものについて書きます。
シーリング材と言いましても種類がさまざまで、使用する場所・目的などによって使用するものが異なってきます。
まず、1成分形と2成分形とがあります。
1成分形は、そのまま使用できるカートリッジタイプのものが主流で、ホームセンターなどでも購入できるのものです。
・空気中の水分と反応して硬化する 湿気硬化形(主流)
・空気中の酸素と反応して硬化する 酸素硬化形
・乾燥することで硬化する 乾燥硬化形(乾燥収縮(ヤセ)あり)
に分かれます。
2成分形は、基材と硬化材とがあり、混合することで硬化する 混合反応硬化形で、大量に使用する場合など、主に職人さんが使用するものです。
今回はここまで、次回は種類について書きたいと思います。